長崎は市電やバス、周遊バスなどが走っていますが、一番便利がいいのは市電ではないかなと思います。
長崎の市電はどこまで乗っても120円。
観光には一日乗車券が販売されています。


私は長崎を市電を利用しての観光はかなり久しぶり。久しぶりに利用してみて、まず電停で待っている人の多さにビックリ、乗っても人が多いのにさらにビックリしました。
いつもこんなに人が多いのかと思ってちと様にお聞きすると、いつも多いのだそうです。何度か市電を利用しましたが、もしかしたら地元の方よりも観光客の方が多いかもしれないと思うこともありました。


電車路線図
 
電車には龍馬の可愛いキャラクターのイラストが→


長崎駅前から電車で10分ほどで松山町駅到着。最初に向かう平和公園へ上がる階段は信号を渡ってすぐのところにあります。長い階段を上ると、まず噴水が見え、その向こうに平和祈念像が見えました。
噴水は『平和の泉』と呼ばれていて、平和の象徴といわれる「鳩」の羽ばたきと「鶴」の羽をイメージしたものだそうです。

その前には「のどが渇いてたまりませんでした 水にはあぶらのようなものが一面に浮いていました どうしても水が欲しくて とうとうあぶらの浮いたまま飲みました」と書かれた碑があります。高く上がる目の前の噴水を見上げると何とも言えない気持ちになりました。

平和の泉のところから平和祈念像に向かう途中に『長崎の鐘』があります。

被爆地にあった魚雷や戦車などを生産する多くの軍需工場では動員学徒、中学生や女学生をはじめ、たくさんの方々が働いていたそうです。『長崎の鐘』はここで亡くなった方々の冥福を祈るために作られたものだそうです。

長崎出身の彫刻家、北村西望氏作の平和祈念像です。
右の作者の言葉の中にある「右手は原爆を示し、左手は平和を、顔は戦争犠牲者の冥福を祈る」という言葉は台座の裏に刻まれているそうです。

平和祈念像から右手奥に歩いて行くと、『天主堂の見える丘』という場所がありました。

長イスが一つだけ置かれた小さなスペースでしたが、その場所からは次の目的地、『浦上天主堂』を正面からきれいに見ることができました。

その丘の横の階段を下りていっている時にふと見たマンホールにアジサイが描かれていました。アジサイは長崎市の花だそうです。もう少し進むと色がついたものもありましたし、長崎県の花の雲仙つつじが描かれたマンホールもありました。