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石像からも十分原爆のすさまじさを感じられるのですが、もうひとつ、ここにはそれを感じられるものがあります。天主堂下に原爆で35mも吹き飛ばされたという天主堂の鐘楼ドームが倒れて少し埋もれたような姿で残っているのです。重さは50トンもあるとか。目の前にしてもその大きさが十分わかりましたし、原爆の威力のすさまじさがどれほどのものだったのかを強く感じさせられました。 | ||
この日も暑い一日で、飲み物を持っていたものの「冷たいものを買おう」と天主堂下のコンビニに行きました。3日間とも天気がよく本当に暑かった! 飲み物とハンドタオル、日傘が手放せない3日間でした。 歩いて行く途中で、ちと様が「この辺りも原爆で焼け野原だったそうですが、この場所に住んでいなかった人達が焼け野原になって何もなくなったここに来て「ここに住んでいた」と言って住み始めたそうです」というお話をして下さいました。 それほど何も無くなってわからないような状態になっていたんだということが想像でき、また、家族や知り合いの方が亡くなった方々が多かったと思いますし、焼け野原になったこれまで自分が住んでいたところには住みたくなかったからそうしたのだろうかなど、私なりにいろいろ考えました。 |
熱風で溶け、やけただれたガラスのビンなどを実際に触ることができるところもありました。 ここでは「ビンがこんなになってしまうんだよ」と小学生くらいの男の子にビンを触らせて話をしているお父さんを見かけました。なかなか触ることができないものですが、実際に触って感じることができるというのはいいことではないでしょうか。 見終わった後にちと様、きーまま様とイスに座って少し話したのですが、「まず普通のガラスビンを持たせてみて、どれだけ頑丈なものかを知らせた後にあの溶けたビンを触らせるとどれだけ熱風が強くてすごいものなのかがよくわかると思う」ときーまま様がお話されていらっしゃいました。 |