グラバー園から出るには、長崎伝統芸能館を通って出口に行くようになっていました。

長崎伝統芸能館には、長崎の有名なお祭り『長崎くんち』に関するもの(奉納する踊り龍や、龍船、唐人船、傘鉾など)が展示されていて、祭りの様子を映像で見ることができるようになっていました。
曳物(ひきもの)…いろいろな船型に車を付けて、大勢で曳くもの
傘鉾(かさぼこ)…町の印でプラカードの役目。町を象徴した様々な装飾が施されているそうです

  「長崎くんち」は長崎の「諏訪神社」のお祭りです。

福岡のニュースでも毎年見るこのお祭りの映像で必ず見られるのが、この龍の体についている棒を持った人たちが動き回り、まるで龍が舞い踊るように見える勇壮な映像です。

伝統芸能館を出たところでさっき見た大きな船が出港していました。
グラバー園の出口にいらっしゃった警備の方にお聞きすると、「さっきまで中国の人が多かったから、中国の客船だと思いますよ」と。中国恐るべし、です。

グラバー園から出たのが18:40過ぎくらいでした。
出てみるとお土産屋さんのシャッターが下りています。最初はそこだけかと思ったのですが、坂道を下りていくと全部閉まっている…!まさかその時間でお土産屋さんが閉店していると思わなかったので、きーまま様と「うそ〜!」と言いながら坂を下りました。
買おうと思っていたカステラ屋さんも閉まっていました。「せっかく買おうと思ったのに〜。お店のおにいさんも観光するってわかっているんだから早めに戻って来て下さいねとか言ってくれればよかったのにね〜」と少しおにいさんのせいにしながら(笑)、とりあえずホテルへ戻りました。


ホテルまではタクシーに乗ったのですが、タクシーの初乗運賃が500円!安いのに驚きました。北九州は650円、福岡は550円です。(北九州が高いのにビックリ)

ツインの部屋は広かったです。特にテーブルとイスが置かれたスペースは広々としていました。10階の部屋は山側でしたが、月も見えて夜景もきれいでした。

夕食のお店でちと様と合流することになっていましたので、そのお店へ。

ホテルから数分のところにある、ちと様おススメのお店『魚店 亜紗(うおだな あさ)』
評判のお店で予約をしておかないと入れないとお聞きしていて、ちと様が予約して下さったのですが、私達が行った時にも満席でにぎわっていました。

何を注文しようかとメニューを見ていると、鯨の赤身、さえずり、ベーコンがありました。盛り合わせにしてもらうことにして、シマアジのお刺身、ボタン海老、タコのワサビ漬け、鯛ワタの酒盗をまず注文しました。

鯛ワタの酒盗は3人とも初めて。
「どんなものなんだろう」と言っていたのですが、私はこういうものは好きですから、注文してみてきーまま様とちと様が食べられなかったら私が食べるからと注文してみました。食べてみると全然クセがなくておいしかった!タコのワサビ漬けも風味がよくて両方とも3人でおいしくいただきました。

シマアジのお刺身は脂がのって歯ごたえもよく、ボタン海老もトロッと甘くておいしかったです。
長崎の新鮮な魚を満喫しました。

  鯨の盛り合わせが来て、思っていた以上の量で3人で驚きました。それぞれ味も歯触りも違う3つの部位。
どれもとてもおいしくて、お酒がすすみました。

いろいろ話したりしているうちにあっという間に時間が過ぎました。この他にもささみの明太子はさみ揚げなどを注文しましたが、どれを注文しようか迷うほど『亜紗』はメニューが多くておいしそうなものばかりでした。飲み物のメニューも多かったので、ここでもおいしい食べ物と飲み物を堪能しました。